◆レシピ通りに作っているのに、料理に失敗してしまう人
Saiさん。
私、レシピ通りに作っても
何かしら失敗してしまうのですよね。。。
それ、料理始めたばかりの方は、案外普通ですよ。
レシピ通りに作るって、
実は、そんなに簡単じゃないのですよ~。
えっ!そうなんですか!?
書いてある通りにやるだけなのに??
そこに、ちょっと認識のズレがあるのですよね。
私も、失敗をたくさん重ねて、出来るようになりましたから。
その失敗例を元にして話していきましょうか!
【本記事の内容】
1.レシピ通りに作っても失敗してしまう原因と対策5選
2.料理の勉強ゼロでも問題ない理由
この記事を書いている私は、パパになってから、ほぼ毎日料理を作って10年以上。
たまには、知り合いのシェフの所でお料理を習ったりもしています。
作った料理は、家族や友人にも喜んでもらっています。
こんな私が、解説していきます。
レシピ通りに作っても失敗してしまう原因と対策5選
レシピ通りに作るって、意外に難しいです。
長く料理をやっている方なら、経験からこれぐらいにやればと上手くそのレシピを自分が出来るように変換して料理を作れます。
しかし、初めて作るものは、そこがピッタリと合わせるのが難しいのです。
私が失敗してきた例とその対策を5つ挙げたのでご覧ください。
焦げる【焼く】

・どんな失敗なのか?(焦げる)
レシピ通り、中火で10分焼いたのに、焦げちゃった!もう、真っ黒で食べる気しないよ。。。なんて事、誰でもあるあるです。
じゃあ、レシピは嘘をついていたのでしょうか?
・何が原因なのか?(焦げる)
原因は、火加減です。
料理に慣れていないと、この火加減って難しいです。
例えば、「中火」って言われると、どうしますか?
「えっ?コンロのつまみを真ん中ぐらいにすれば良いのでしょう?」
そう!私も、そう思っていたのですが、あれは器具によって火力が違うので、一概に真ん中が中火って訳じゃないのです。
なので、物によっては、火が強すぎたり、火が弱すぎたりするわけです。
・その対策とは?(焦げる)
じゃあ、どうするかと言うと、
火の大きさをご自身の目で確認してみて下さい。
丁寧な初心者向けのレシピには、炎がどのぐらいなのか定義が書いてあるのですが、あまり見たことはないですね。。。
一般的には、「中火は、鍋の底に火の先が少し触れる程度の火加減」と言われますので、その位につまみを合わせるべきなのです。
IHだと、さらに会社ごとで設定値が違いそうなので、そこは、自分のおうちのコンロによって、中火がどの値に設定すれば良いのかをググって頂ければと。
そして、レシピの時間はあくまで目安なので、
一番大事なのは、ご自身の目や鼻で、焼き色や香りの変化を確認する事です。
これで、焦げるの可能性は格段になくなりますよ。
生焼け【焼く】

・どんな失敗なのか?(生焼け)
次に、生焼け。レシピの時間通り焼いたのに、中は全然火が通っていなくて、生の状態で食べれない。。。って失敗です。
・何が原因なのか? (生焼け)
何が原因かと言うと、これもまずは火加減。
焼いていた火の強さがレシピよりも弱すぎていたりする場合があります。
もしくは、素材そのものが冷た過ぎたと言う場合も。
・その対策とは? (生焼け)
ここも火加減が、レシピの言っている火加減なのかを、もう一度見直してみるのがよいでしょう。
また、厚いお肉を焼く時などに良くありますが、冷蔵庫や冷凍庫から取り出した直後に焼き始めると、中心の温度が冷たいままなので、なかなか熱が入らない状態です。
なので焼く前に、お肉などを室温に戻しておくと良いです。
でないと、外は良い感じに焦げ目がついたけど、中は冷たく生焼け状態ってなってしまいます。
厚いお肉などは、冷蔵庫などから出したばかりだと、中心まで室温になるのは、そこそこ時間がかかります。
もちろんスーパーから買ってきてばかりも、素材は冷えてますので注意です。
なにか、金串などを素材に通してみると、中が冷たいかどうかを確認は出来ます。
薄めのお肉などは、そこまで気にする必要はないかと思います。
生焼けしてしまう場合は、火加減・素材の中心温度に気を付けてみてください。
固い【煮る】

・どんな失敗なのか?(固い)
レシピ通りの時間煮込んだのに、ニンジンやジャガイモがまだ固かった。。。なんて経験ありませんか?
・何が原因なのか?(固い)
レシピとしては、「もちろん、火が通ったかを竹串などでチェックするよね?」と言うのが大前提にあるのです。
これをしていない事が、食べるまで固い事に気づかない原因です。
これは、煮込む時の火加減が違ったり、素材によって火の通り方も違えば、カットした大きさでも火の通り方が違います。
例えば、レシピに、1cm間隔のいちょう切りでとか書いてあるのを、自分で適当に切ってしまっていたりしないでしょうか?
レシピを書いている人は、このぐらいの大きさだったら、この時間煮れば、火が通るなと言うのを考えて目安の時間を書いているだけなので注意です。
・その対策とは?(固い)
なので、目安としては、一番大きくカットしてしまったなと言う素材をお玉などに取り出して、竹串などで刺してみて、スッと刺さるかどうかを確認してみましょう。
これがまだだったら、もう少し煮込めば良いし、大丈夫であれば、そこから味付けしたりと次の工程に行けば良いのです。
もちろん、素材によっても、火の入り方が違うので、複数の素材がある場合は、全種類を確認した方が良いです。
さらに慣れてくると、ジャガイモのような煮崩れてしまう素材がある場合は、その時間差も計算に入れながら煮込まないとちょっと残念な仕上がりになってしまうので注意です。
味が濃い、薄い【味付け】

・どんな失敗なのか?(味が濃い/薄い)
レシピ通り作ったはずなのに、なんか味が濃すぎる、または何か物足りない。。。
どうしたら良いのかしら?と言う経験ありませんか?
・何が原因なのか? (味が濃い/薄い)
例えば、レシピに「醤油や味噌をこの分量使って下さい。」と書いてあった場合、どんな醤油や味噌を使います?
そんなの、家にある味噌や醤油使いますよ~。と言うお返事が頂けそうです。
実は、それが原因なのです。
「えっ、そんな~!!家にあるやつ使わないって、どう言う事??」
って言われそうです(笑)
ちょっと思い返してみてください。
さて、その味噌や醤油は、レシピを作っている人が使っている物と同じ会社のものでしょうか?
味噌や醤油は、地域によっても味も違えば、素材も違います。
醤油などは、私達が普通に使う濃口醬油もあれば、薄口醤油なんてものありますし、九州のお醤油は甘めだったりするのですよね。
これって、それらを使ってレシピと同じ料理になるでしょうか。。。?
そりゃ、違う味になるんですよ(笑)
・その対策とは? (味が濃い/薄い)
じゃあ、どうすれば良いかと言うと、一つしかないです。それは、
味見です!
料理の味で失敗される方は、圧倒的に、この味見を途中で全くしてない可能性が高いと思います。
なので、レシピの味付けの量は、あくまで目安や方向性であって、それが美味しいかどうかは、作る人それぞれなんです。
育ってきた環境が違うので、塩分が多い方が好きな人もいれば、少ない方が良い人もいるし、甘めが好きな人もいれば、辛いのが好きな人もいるんです。
なので、味見をすることで、自分の好きな味わいに調整出来るので劇的に良くなるはずです。
また、味がはっきりしないなとか物足りないなと言う時は、基本は、塩分が足らないのだと思います。
味見をして、味の調整をしましょう!
時間がかかり過ぎて冷めてしまう【段取り】

・どんな失敗なのか?(段取り)
せっかく出来立ての温かい物を食べてもらおうと思ったのに、全部出来た頃には、メインの料理が冷めていたって経験ありませんか?
いくつかのお料理を作れるようになると、こんな事も出てきます。
・何が原因なのか? (段取り)
この原因は、段取りが悪い事が考えられます。
何をどう言う順番で作れば良いのかがイメージ出来てないのです。
ついつい気合を入れて、最初にメインのお料理から作りがちです。
もちろん、それだけ作るのであれば、出来たらそれを出せば良いだけなので問題ありません。
しかし、他にも色々と作ろうとしていると、そうはいきません。。。
・その対策とは?(段取り)
一つの料理だけでなく、汁物や副菜も作るつもりならば、その順番で本当に良いのかを考える必要があります。
つまり、
1.どれが一番時間がかかるのか?
2.どれを出来立てで、食べて欲しいのか?
3.1,2を実行するには、どの順で作れば良いのか?
って事を考える必要があります。
一つずつやっていけば、もちろん出来ますが、時間がかかってしまったり、冷めてしまったりします。
それをいかに同時に進行しながらこなしていく、
まさに会社の仕事と同じ、マルチタスクの実行と同じです。
例えば、一番時間かかりそうな煮込むなどは、最初の方にやっていた方が良いですし、煮込んで間に、別の料理の事が出来ます。
例えば、ご飯を炊いたり、お味噌汁の具材を煮るってのは、最初のうちに仕掛けておけば、他の作業が同時に出来ますよね。
作る順番としては、「冷たい料理」と「温かい料理」でも分けると良いです。
冷たい料理は、最初に作っておいて、温かく食べてもらいたい物は、後半に持っていくなど。
それに、ちょっと炒めている間、煮込んでいる間のスキマ時間に、シンクにあるまな板や調理器具を洗っておいて、食後に出来るだけ洗い物を少なくしておいたり。
実は、お料理作るのって、
ホントすっごい頭使います!(笑)
お料理を作るのが、ボケ防止に良いって聞いたことがありますが、このマルチタスクで思考を繰り返すからかもしれませんね。
仕事もお料理も同じなので、しっかり準備してマルチタスクで挑みましょう!
慣れてくると、勝手に出来てくると思います。
料理の勉強ゼロでも問題ない理由
結論として、問題ありません。
なぜなら、誰でも最初から料理の知識がゼロだからです。
私自身も、今ではこうやって家族の料理を作るまでになりましたが、実家にいる頃は、母が毎日作ってくれる料理をただ食べているだけでした。
学生の頃は一人暮らしになったので、ご飯は作らないとと頑張りましたが、上のような失敗をした事は数知れずです。。。
そんな状態でも、今や家族や友人に料理を提供しても、恥ずかしくないレベルになりました。
継続は力なりですね。
また、ここ数年でも、新しい事を始めようとスイーツに独学で挑戦してました。

色々と試した中で、シンプルなロールケーキが難しかったです。何度失敗しただろう。。。
失敗例としては、
・生地が膨らまない
・膨らんでも丸めたら生地が割れてしまう
・生クリームが分離してボソボソ
など、目分量でざっくり料理を作っていた私はスイーツの壁にぶち当たっていました。
最初は、文字だけのレシピを見ていたのですが、写真の画像やYouTubeなどのレシピ動画を見る事で、どの状態にまで泡立てなければいけないとか、どのタイミングでいれるのか?など見る事で、何度もトライ&エラーを繰り返していきました。
そうする事で、フワフワ生地の美味しいロールケーキが自分で作れるようになったのです。
私はロールケーキが作れるようになって、お店でケーキを買うことがかなり減りました(笑)
出来立てがやはり美味しいし、自分の好みの味わいに出来るのが良いです!
ここまで読んだ方は、もしかすると、
「私には、料理のセンスが無いし。。。」と思うかもです。
しかし、問題ありません。
私も苦労しましたが、出来るまで繰り返し料理を作るっていけば、徐々に上達します。
一度の失敗は、次の成功に繋がっています!
私の経験から言うと、一つでも得意料理が出来ると、それが自信になって他の料理も色々と作れるようになりした。
なので、繰り返しになりますが、今、お料理知識がゼロでも全然問題ありません。
ぜひ、1度の失敗であきらめないで、何度も作ってみてください。
失敗した所を修正していけば、いずれ得意料理になって、料理に自身がついてきますよ!
ご飯を食べる回数は、ほとんどの人が決まってます。
なので、出来るだけ自分が本当に美味しいと思う物を作って、食べていって欲しいです!
最後まで、読んで頂きありがとうございました!
皆様の、なに食べようかのお悩みが、少しでも解決出来たら嬉しいです。
本日のパパめしっ!でした。

パパめしです。
アラフィフのサラリーマンパパです。詳細プロフィールはこちら。
食べるのが大好きで、食べ歩いたお店は1500軒以上。
食べるの好きが高じて、10年以上、家族へのゴハンをほぼ毎日作り続けています。
何食べようかお悩みの方に少しでもお助けになればと思い、私が日々食べている物やレシピを中心に紹介していきます。
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