「しゅん輔」名店を引き継いだ若き大将が握る阿佐ヶ谷の寿司店

現在、日比谷にある寿司の名店「なんば」さんの創業の地。

今は、「しゅん輔」として、お弟子の高岡俊輔氏が後を引き継いている。

腕は間違いなく、行く度に進化しており、旨い寿司が頂けます。

また、トークも軽快で、合う人合わない人いるかもですが、私は大将とのやり取りが面白かったりします。

【しゅん輔】さんのアクセス

お店は、阿佐ヶ谷駅から５分くらいの住宅街にあります。

表には看板は無く、隠れ家的な場所となります。

入り口の扉が開くとようやく看板があります。

店はマンションの地下にあり、予約の時間になるまでは入り口は閉まっており、外で待つことになります。

内観

地下に続く階段をおりて行くと、地下なのに店内は広くカウンター席のみ。

個室もあると聞くが、私は行ったことがないのでわかりません。

美しい木のカウンターの置き場に、握りや刺身が置かれます。

そして、日本酒を頼むと、どの店員さんも目の前で表面張力の限界までを一気に注いでくれるのは見ものです。

メニュー・価格

お任せコースのみです。

日本酒を頂いて、25000円前後。

しゅん輔さんでは、肴がまず出て、後半に握りを出されるスタイルです。

そして、日本酒の取り揃えも良く、入手困難な日本酒、十四代はすべての種類がそろっているのではないかと言う取り揃えは、日本酒好きにはたまりませんね。

本日のお任せコース

あさり出汁と海苔の茶わん蒸し

まずは、あさり出汁の効いた茶わん蒸しから。

その上には生海苔がかけてあり、海の風味をたっぷり楽しめる茶わん蒸し。

真子鰈、時知らず漬け

そしてお刺身が続く。

まずは、旨味のある真子鰈。やはり美味しいですね。

時知らずは厚めのカットで漬けになっています。脂が乗っていて、美味しい。

水ダコ

水ダコは飾り包丁が入っており、この大きさでも簡単に噛めるし、甘みを感じられます。

縞鯵

縞鯵はさっぱり頂けました。

真蛸

真蛸は、大きな足を桜煮で。

スッと噛めるこの柔らかさは、お見事です。

平貝と海苔の佃煮

半生の平貝には、海苔の佃煮を乗せて。

海苔の佃煮は七味と柚子胡椒がアクセントとしてかけられていて面白い。

白海老の昆布締め　

白海老は昆布締めされており、甘さが引き立っており、これに煎り酒アクセントが見事。

クエ

クエは、１５日熟成させたそうです。

大きい個体だったのかな？

塩とオリーブオイルで頂くと、また白身が旨いですね。

蒸し鮑、あん肝

夏に嬉しい鮑とそしてあん肝。

甘めのタレのかかったあん肝は、夏も美味しいですね。

そして添えてある油揚げは、良かったら一緒に食べてくださいとの事。

なるほど、この組み合わせがあったかっ！美味しいですね。

太刀魚

シンプルに塩降って焼いた物。

脂のっている白身の焼き魚はやはり良いですね。

この後は、握りです。

シロイカ

シロイカも、包丁が入っており、ねっとりとしており、甘みが良い感じ。

鳥貝

鮮度の良い鳥貝も美味しい。

エボ鯛

昆布締めエボ鯛は旨味が良かったです。

鯵

やはり、この時期光物は嬉しいですね。

大ぶりな鯵が旨味たっぷりで美味しい。

赤身

マグロは、赤身から。

他のシャリよりも少し温度高めか。

赤酢の効いたシャリが赤身によく合っています。

中トロ

中トロも、このシャリと一緒に脂がとろけていく感じで、旨いです。

コハダ

そして、お口直し的に口の中をスッとさせてくれる、酢〆のコハダ。

好みとしては、もう少し脂が乗っていても好きかも。

ホッキ貝

ホッキ貝も、甘みがあって旨い貝ですよね。

鰯巻き

鰯は、にぎりでなく巻き寿司で。

梅干しのアクセントも、脂の乗った鰯には良いですね。

車海老

プリプリの車海老は、ピンとシッポがなっていて美しい。

雲丹巻き

雲丹は軍艦ではなく珍しい手巻きタイプで。

穴子

しゅん輔さんの穴子も、ツメのかかったタイプ。

口に入れると、フワっと溶けていく感じが、また良いですね。

玉

最後の玉もフワっとしていて美味しいです。

最近のお寿司屋さんの卵焼きは、本当に凄いですね。

今日も美味しかったです。

美味しいお寿司と日本酒を堪能できる素晴らしいお店です。

なかなか行けないので他力本願ですが、またお邪魔させて頂きたいお店の一つです。

店舗情報

しゅん輔
東京都杉並区阿佐谷南3-44-4 B1F
Tel：03-3391-3118

営業時間：18:00～24:00（２部制です）

定休日：水曜日

予約方法

今は、新規予約は受け付けてなさそう。

皆様、帰りに次の予約を取っていかれるので、空きがなさそうです。
常連さんに連れて行ってもらうしかないですね。。。