たったスパイス4種類のみで作れちゃう!簡単っ!「スパイスキーマカレー」の作り方。

お料理(パパめしっ!)
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◆本格スパイスカレーお家でも作りたい方

この間、スパイスカレーのお店で食べたのですが、凄い美味しかったんですよ~!やはりお家のカレーとは、ちょっと違いますねっ!

そうですね~!スパイスの効き方がお店によっても違いますし、美味しいですよね。
でも、スパイスカレーは家でも作れますよ~。

えっ、あのお店で食べるようなカレーがですか?
でも、スパイスの使い方わからないし、難しいんじゃ。。。

実は、そんなに難しくないんですよ~。
基本のスパイスは4種類だけでカレーになりますし、ルゥを入れるかスパイスを入れるかの違いでしかありません!

今日は、お家でも作れる
本格スパイスカレーを作っていきましょうっ!

【本記事の内容】
1.スパイスカレーに必要な4スパイスをまとめてみました。
2.スパイスカレーの失敗例と対策をまとめてみました。
3.失敗例から学びながら、初心者さんでも出来スパイスカレーの作り方
4.カレーのリメイク術4選

パパ歴10年以上、1500店以上のお店を食べ歩いた私が、家族に喜んでもらえる料理を10年以上ほぼ毎日作っています。

元々私は、スパイスカレーに興味があって、スパイスを扱う会社に勤めていて、会社のスパイスマスターの資格を持っている友人が開催するスパイスカレー教室に行って、作り方を習いました。

その友人は、今では独立されてカレー屋さんをされています。

そんな私が、スパイスカレーの作り方を紹介していきます。

スパイスカレーに必要な4スパイスをまとめてみました。

カレーを作るのに使うスパイスはたった4種類

今回作ったスパイスキーマカレー

えっ?カレーは、市販のルゥ使えば簡単に出来ちゃうでしょう?とそんな声が聞こえてきそうですが、

そう!私もそう思ってました。

でも、本格的スパイスカレーを作るのは、実はそんなに難しくなく、

お店のようなカレーが家でも食べれてしまうんですよ!

お子様小さくて、カレー屋さんなん行けないって場合も、お家で楽しめてしまう訳です。

いや、ムリムリ。

カレー作るのに、スパイス何種類も集めて作るなんて。。。

それに、カレーにしかスパイス使わないでしょう?

って、そんな声が聞こえて来そうですね。

ふふふ、実は、カレーに必要最低限のスパイスって、

たった4種類なんです!

しかも、スパイスの特徴が分かってしまえば色々な料理に使えますよ!

カレーを作る基本スパイスとは?

基本のスパイス4種です。

カレーを作るのに必要なスパイスとは、次の4つです。

  1. クミン
  2. コリアンダー
  3. ターメリック
  4. チリペッパー

この4つのスパイスがあれば、基本的なカレーは作れてしまいます。

意外とインドでも、日常食べるカレーは、そんなに沢山の種類のスパイスを使って無いとTVで言ってて、ビックリした記憶があります。

このスパイスが合わさる事で、カレーを構成するのです。

なので、カレーを作るのに集めるスパイスは、この4つだけあれば大丈夫です!

この4つなら、百均で売っている可能性もあるし、大手スーパーのスパイスコーナーには確実にあるかと。

では、それぞれのスパイスの特徴です。

クミン:カレーの香りと言えば、このクミンの香り。肉料理にも合う重要スパイスです。

コリアンダー:柑橘系の爽やかさとスパイシーさの香りを合わせ持つスパイス。葉っぱは、あのパクチーで、スパイスは実の部分です。

ターメリック:カレーの特徴的な黄色を出します。

チリペッパー:言わずと知れた辛味を出します。

4つであれば、何か集められそうではないですか?一つずつ買うのは面倒だと言う方は、カレー用のスパイスセットも売っていたりするので便利ですよ!

スパイスカレーの失敗例と対策をまとめてみました。

もちろん、今回がスパイスカレー初挑戦もいるかもしれませんが、前にやったけど失敗したと言う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

それでは、なんで失敗してしまったのでしょうか?

ネットで私が調べた中で多かったスパイスカレーを作った時の失敗例と、じゃあどうしたら良かったのか?と言うのをまとめてみました。

初めてスパイスカレーを作る方は、こちらを見て注意しながら作って、以前失敗した方も、なぜ失敗したのかを思い出しながら読んでみて下さい。

味がぼんやりする

・何が原因なのか?

スパイスからカレーを作ったのに、何か味がしなくてぼんやりする。

塩が足りてない、水分がちゃんと飛ばせていない

などが原因です。

・では、どうしたら良いのか?

しっかり水分をなくし、味見をしながら塩を足していきましょう!

実は、スパイス自体に味とか旨味とか無いんです

なので、しっかりと塩を足してやらないと、カレーの味わいにならないので注意です。

日本のカレールゥには、ちゃんと塩が入って味が付いているので必要ないのです。

本当に日本のカレールゥって、優秀ですよね~!

私も昔、塩を入れ忘れて、妻になんか味が足りなくない?と指摘されて、気づいた事もあります(笑)

最後の味見は、やはり大事です!(笑)

また、これもルゥカレーからの誤解かもですが、スパイスカレーは、基本スープのような水分がある状態ではありません。

もちろん、スパイスカレーの種類にもよりますが、水分を極力なくすまで炒めるのが基本です。

なので、水分が多いままでレシピの塩の量を入れると、薄く感じてしまうわけです。

なので、適切な料理の仕方を守りましょう!

旨味が足りない

・何が原因なのか?

スパイスカレーにするといつもルゥカレーのような旨味が無い

って事ないでしょうか?それは、

旨味を出す野菜や果物などが入れていないが原因です。

・では、どうしたら良いのか?

野菜を具材としてでなく、カレーの中に入れましょう!

これもルゥカレーに慣れていると、全く気にならないし、野菜は具材としてしかいれません。

なので、同じ様に作ってしまうと、カレー自体に味がしないのです!

なぜなら、スパイス自体に旨味は無いからなんです。

じゃあ、なにで旨味出すの?と言えば野菜達なんです。

タマネギ、人参、トマト、生姜、ニンニクなど、どれもスーパーで売っている野菜達が旨味を作ってくれるんです。

これをカレーの中に溶け込ませなければ、全く旨味のないカレーと言う訳です。

例えば、レトルトカレーを見てみると、

レトルトカレーの原材料

原材料って、入っている物で多い順で並んでいるのですが、最初に載っているのは、トマト、オニトン、ショウガ、ガーリックなど、圧倒的に野菜達です。

そうです、カレーは、ほぼ野菜や肉の出汁で出来ているのです!

物によるとは思いますが、カレーの中のスパイスの占める割合は、全体のたった8%位しかないのだとか。

上のレトルトカレーの原材料名の所見ると、スパイスは、だいぶ最後の方にちょこっと出て来る程度なのに驚きます。

カレールゥには、そもそもこの野菜などの旨味が足されているので、野菜は具材としてだけあれば良いのです。

しかし、スパイスカレーには、それが全くないので、旨味がそれぞれ必要になる訳ですね。

ちなみに、好きなカレールゥやレトルトカレーの原材料名を見ると、こう言うのを入れれば、自分の好きな味に近づくのかと、味の方向性が分かって勉強になりますね!

なんか苦くなってしまった。

・何が原因なのか?

出来上がって食べてみたら、なんか苦みが強くて美味しくない!

カレー作って苦いってどう言う事?って感じですが、それは、

スパイスを入れ過ぎてしまったことが原因です。

・では、どうしたら良いのか?

スパイスの適量(大さじ1@1人分)を守った作り方をすれば大丈夫です。

最初はついつい、スパイスをいっぱい入れれば、美味しくなるだろうと思いがちです。

一度、スパイスをそのまま舐めてみて欲しいのですが、スパイスにもよりますが、スパイスの味は、どちらかと言うと苦みや渋みです。

なので、入れ過ぎても味が出るって事は無くて、逆にバランス悪くなって美味しく無くなる事も。。。

なので、沢山のスパイスをバランス良く調合して作って出されてるのが、お店の方の腕なのですよね!

あの複雑味の出し方は、本当に凄いです。

私には、あそこまでのスパイスの方程式がわかりませんが、基本のなら誰でも出来てしまいます。

スパイスカレーの基本のスパイス比率は?

では、スパイスカレーの比率は?

私が師匠から習ったカレーに使うスパイスの比率は、クミン、コリアンダーシ、ターメリック、チリペッパーの順で、

2.5 : 2.5 : 0.5 : 0.5

クミンとコリアンダーが多いのに比べて、色や辛味のターメリックやチリペッパーは少なめです。

ここから、好みの味わいで、スパイスを色々足し引きして、自分の味わいにしていくのが、スパイスカレーの楽しい所です。

何かスパイスをもう少し加えたい時にオススメなのは【ガラムマサラ】

ガラムマサラ

ガラムマサラって何?と思われるかと思いますが、こちらは数種類のスパイスを配合したもので、シナモンやカルダモン、クローブなどちょっと上級者が使いそうなスパイスが複数種類入っています。

なので、ガラムマサラの種類にもよりますが、辛味と言うよりは香りがとても良くなり、プロっぽい味わいになります。

一緒に、基本の4種類のスパイスと混ぜても良いですし、なにか足りないなと思ったら、食べる時に後からふりかけても良いかと思います。

自分で他のスパイスを調合して混ぜるの必要がないので、かなりお手軽な調味料なので、こちらもおすすめです。

上級編として、私は個人的にカルダモンと言うスパイスが好きで、こちらの爽やかさと香りが、けっこう気に入っています。

他にも色々なスパイスがあるので、スパイスカレー作りに慣れてきたら、ぜひ色々なスパイスを試してみて下さい!

失敗例から学びながら、初心者さんでも出来スパイスカレーの作り方

では、失敗例を学びましたので、実際にスパイスキーマカレーを作っていきましょう。

材料(2人分)

  • ひき肉 200g
  • タマネギ 1個
  • トマト缶(カット) 1/2缶
  • ニンニク 2かけ
  • ニンジン 1/3本
  • バター 10g
  • 塩 適量
  • オリーブオイル 大さじ1
  • 砂糖 小さじ1
  • プレーンヨーグルト 大さじ2
  • スパイス 大さじ2
  • 水(差し水用150ml)
  • 水(にんじんを溶かす用50ml)
  • 水(仕上げの煮込み用200ml)
  • スパイス:クミン、コリアンダー、ターメリック、チリパウダー(分量は下を参照)

スパイスは、一人分大さじ1を目安にすると良いそうです。

ちなみに、大さじ1は、小さじ3です。

なので二人分は、小さじ6なので、2.5:2.5:0.5:0.5の比率にすると、

  • クミン 小さじ2.5
  • コリアンダー 小さじ2.5
  • ターメリック 小さじ0.5
  • チリペッパー 小さじ0.5

となります。

辛いのダメな方は、チリペッパーを減らしても良いですし、お子様用には入れなくてもOKです。

その分、コリアンダーやクミンなどのお好みのスパイスを増やしてあげてください。

ちょ、ちょっと待ってください! 小さじ0.5って、どうするんですか??

大丈夫です!
小さじですり切りで1杯取った後に、その半分だけを入れれば良いだけですからご安心ください。

もしくは、4人分作ってしまって、倍量にすれば難しい事考えなくて大丈夫(笑)

では、スパイスカレーを作っていきましょう。

素材の下準備をする。

すりおろしたニンジン

準備した野菜やスパイスの下準備をしていきます。

  • たまねぎ、にんにくをみじん切りにする。
  • ニンジン、生姜は、すりおろして水50mlに溶かしておく。
  • スパイスをすべて混ぜて、ヨーグルトを入れてダマにならないように良く混ぜておく。

飴色タマネギを作る

飴色タマネギを作っていきましょう。

飴色タマネギって、作るのに時間がかかるし、大変なんじゃ。。。?

大丈夫ですっ!
ちゃんとスパイスカレーの師匠から10分程度で出来ちゃう飴色タマネギの作り方を習ったので、その作り方をこっそり教えます!

※写真には上の材料外のホールスパイスが入ってます。これが無くても全く問題なしです。

まずは、フライパンにオリーブオイル大さじ1程度を入れ、みじん切りしたニンニクを弱火でじっくりと香りが出るまで炒める。(火が強いとすぐにニンニクが焦げるので注意

ニンニクの香りが出たら、みじん切りにしたタマネギを入れて、塩一つまみ加えて炒める。(塩によって水分が抜けやすくなります)

そして飴色タマネギを早く作るので、大事なポイント言いますよ!!

-point-

水を足すとと焦げが染み出てきます。

タマネギは、なるべくフライパンを振り動かさずに強火で炒めます!

えっ、弱火でじっくり数時間ではないの?と驚かれる方もいらっしゃるかと。

それじゃ、時間かかってしまいますので、この方法では強火一択ですっ!

そして、焦げる直前に刺し水(水50ml)を入れて木べらでなべ底の焦げをこそぎながら混ぜます。

これを合計3回行うと、だいたい10分位です。

3回でこれぐらいになります!

この焦げが旨味になります。難しい言葉で言うとメイラード反応です。

どこかで聞いたことありますよね?(笑)

飴色タマネギに トマト缶、すりおろしたニンジンを加える。

タマネギが上の状態ぐらいになったら、トマト缶、すりおろしたニンジンを加え、再び強火で水分をしっかり飛ばします。

-point-

水分があるかないかは、木べらで鍋底に道を作ってやって、両サイドから水分が流れて来なくなるレベルまでやるとOKです。

カレーロード。これぐらい水分飛ばしましょう!

この水分が出てこない状態を「カレーロード」と言うそうです!

スパイスを入れる

基本のスパイス(実際はヨーグルトと混ぜておきましょう)

水分が無くなったら、一度火を止めて、①で調合したスパイスとヨーグルトを混ぜた物をいれます。

よく混ぜながら、2~3分中火で炒めましょう。

スパイスが全体と馴染み、香りが立ってきたら、塩を小さじ1/2を加えて良く混ぜます。

これで、カレーの素が完成です。

ひき肉を炒める。

別のフライパンを用意し(なければ、カレーの素をお皿に移して、フライパンを洗って使ってください)、ひき肉を入れ、中火で炒める。

ひき肉を炒めます

※豚のひき肉や合い挽き肉ならば、勝手に脂が出てくるので特に油無くて大丈夫です。

-point-

この時、フライパンはあまり振り動かさずに、しっかりと焼きをつけて旨味を出す。

大量に出る脂は、お好みでペーパーでふき取って捨てましょう。

私は、余分な油は捨てる方が好みです。

ひき肉とカレーの素を合わせる

準備した材料にスパイスを合わせます。

炒めたひき肉をカレーの素と炒め合わせたら、水200mlを加えて沸騰させる。

沸騰させたら、砂糖を加え、弱めの中火で煮詰める。

焦げないように、時々かきまぜてください。

ここに、ちょっと時間かかります。

水分を飛ばしたら、塩味の調整をする。

先ほどのカレーロードが出来るぐらいまで煮詰めたら、火を止めてバターを入れて良く混ぜて、味を馴染ませてください。

最後に塩で味を調えれば完成です。

塩は、味見しながら少しずつ足していった方が良いです。

ドバっと入れると、取り返しのつかなくなる場合もあるので。

慣れてくると、どの料理でも感覚的にわかるようになると思います。

では、お疲れ様でした。

美味しいスパイスキーマカレーを召し上がって下さい!

カレーのリメイク術4選

スパイスカレーは、水分が少ないですし、具材としての野菜も少ないので、冷蔵・冷凍の保存にも向いてます。

しかし、カレーライスばかり続くと、ちょっと飽きてしまいますよね。

なので、他のお料理にリメイクするのはいかがでしょう?

◆カレーリメイク

①カレーパン
②カレーオムライス
③カレーパスタ
④カレードリア

カレーパン

カレーパン

キーマカレーみたいな水分少なめのカレーなどは、特にオススメなのがカレーパン。

基本は、パンの上に乗せて焼くだけです(笑)

ちょっと味変のために、とろけるチーズを入れる。

さらに揚げたカレーパンのサクサク感を出すために、オリーブオイルをかけたパン粉を一番上に散らしてやります。

これで、抜群にカレーパン感でますのでお試しをっ!

カレーオムライス

カレーオムライス

オムライスを作って、カレーをかけてやるのもすごく合います。

中のご飯は、ケチャップライスにしても良いですし、白いご飯でも全く問題ないです。

毎日続くと、いくら好きな食べ物でも、ちょっと飽きてしまいがちですが、目線が変えると違う料理に見えますよね。

同じ感じで、パスタにかけてカレーパスタにしたり、耐熱皿にカレーを乗せてチーズ乗せてオーブンで焼けば、カレードリアや焼きカレーになりますよ!

たくさん作って、色々と試してみて下さいませ!

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