実は、【ボロネーゼ=ミートソース】ではありません!ボロネーゼの違いを学んで作るボロネーゼのレシピ

お料理(パパめしっ!)
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◆「ボロネーゼ」=「ミートソース」と思っていた人

今日ランチで、ボロネーゼって食べたのですが、
あれってミートソースのイタリア版って感じですかね?

いや、厳密には全然違う料理なんですよ~。

えっ、でも見た目は一緒じゃないですか?
ひき肉を使って、トマト味のソースを使ったパスタで。。。

材料は似た所もありますが、
作り方や発祥が違ったりしますね。

そうなんですか!?

では、今日はミートソースとボロネーゼの違いを勉強しながら、
ご家庭でも出来るボロネーゼを作っていきましょう!

【本記事の内容】
1.ミートソースとボロネーゼの違い。
2.簡単っ!お家でも出来る本格ボロネーゼの作り方

パパ歴10年以上、1500店以上のお店を食べ歩いた私が、家族に喜んでもらえる料理をほぼ毎日作っています。

今回のボロネーゼは、パスタ世界チャンピオンの弓削啓太シェフが、

バカリズムの大人のたしなみズム」で紹介していたのをウチでも真似して作ってみた所、大変美味しく、

今までのミートソースとは、全く違う!と感動したものです。

家族も気に入ってくれて、ボロネーゼも頻繁に作る、「パパめしっ!」のレギュラーメニューになったパスタです。

そんなパスタのボロネーゼを紹介していきます。

本日のご飯にお悩みなら、「ボロネーゼ」はいかがですか?

誰でも、最初は初心者です。

ちょっと時間作って、一緒に学んで、美味しいご飯を愛する人に食べさせてあげましょうっ!

ミートソースとボロネーゼの違い。

ボロネーゼとミートソースの比較

発祥の地

これが有名なロミオとジュリエットの舞台@ボローニャ

ボロネーゼは、ロミオとジュリエットの舞台でも有名な、イタリアの都市ボローニャが発祥です。

正式名称を「ラグー・アッラ・ボロネーゼ(ragu alla bolognese)」といい、イタリア語で「ボローニャ風のラグー」という意味の煮込み料理だそうです。

ミートソースは、戦後にアメリカ進駐軍から伝わった物を、日本風にアレンジし、独自に日本料理として進化した食べ物のようです。

今では、レトルトのパスタソースとしては定番ソースですよね!

使用するパスタ

タリアテッレ

ボロネーゼに使うパスタは、タリアテッレと言う幅広のパスタです。

厳格には、「タリアテッレを使わないとボロネーゼにあらず!」と言われるほどらしいです。

ミートソースは、我らが良く知っているスパゲッティですね。

調理方法

ボロネーゼの調理方法は、炒めるです。

基本ソフリットと言う揚げ焼きの技法で野菜の味わいを濃縮させていきます。

ミートソースの調理方法は、煮込むです。

お肉や野菜をトマト缶で煮込んでいきます。

肉感

ボロネーゼは、肉感が強いパスタです。

ハンバーグやミートボールが入っているのでは?と言う感じに仕上げます。

なので、肉々しいパスタを食べたければボロネーゼ一択ですね!

ミートソースは、ひき肉が細かくホロホロした肉感が弱めのパスタです。

味わい

ボロネーゼは、野菜の旨味、肉の旨味を中心に、ワインで煮込んでいくので、どちらかと言うと大人の味わいで渋め。

ミートソースは、日本人の味わいに合わせ砂糖やソースなどで甘みを加えており、トマトもたっぷりと使ってるので、甘めで食べやすい味わいです。

簡単っ!パパでも作れる本格ボロネーゼの作り方

材料

【4人分】

タマネギ:75g
ニンジン:75g
セロリ:75g
ピュアオリーブオイル:50g
ニンニク:一片
トマトペースト:50g
ホールトマト缶:1缶

合い挽き肉:500g
塩:5g
赤ワイン10g
胡椒:少々
にんにく:1/2片(すりおろし)
強力粉:適量

粉チーズ:5g
パルミジャーノレッジャーノ:お好み
エキストラバージンオイル:お好み

お肉を用意する

ボロネーゼの肉の食感を出すために、合い挽き肉、塩、赤ワイン、胡椒、すりおろしにんにくを混ぜ合わせる。

粘り気が出るまで捏ねます。

出来たら、ラップをして、味を馴染ませるために1時間ほど冷蔵庫で寝かせてください。

野菜を用意する。

上の材料より少し多めで作ってます(笑)

タマネギ、ニンジン、セロリを5ミリ角に切る。

ニンニクはつぶすだけでOK。

※ウチは、セロリがそこまで好きでないので入れてません。。。

野菜とにんにくをオリーブオイルで炒める。

フライパンに切った野菜とつぶしたニンニクを入れて、ピュアオリーブオイルにて炒める。

中火~弱火で色がつくまでじっくり炒めましょう。

これをイタリア語では、ソフリット(揚げ焼き)と言って香味野菜の旨味を凝縮していく大事な工程です。

トマトペーストを入れる。

香味野菜が色づいてきたら、トマトペーストを入れます。

トマトペーストは水分の抜けたトマトです。

ここで、トマトのホール缶を入れてしまうと、そこから煮込みになってしまいます。

よって、このトマトペーストを使う事により、さらに焼いて旨味を凝縮させていきます。

トマト缶を入れる。

トマトペーストもしっかり炒められたら、トマト缶を全て入れてやります。

ようやく、煮込みの工程に入ります。

別のフライパンで、お肉を焼いていく。

肉種の表面に強力粉を両面に薄くまぶします。

強力粉によって、肉汁を閉じこめ、さらに旨味を引き上げる効果があります。

これを熱したフライパンにオリーブオイル(材料外)をひいて、強火で表面をこんがり焼き上げていきます。

まるで、大きなハンバーグを焼いている感じです(笑)

焼き面がしっかり焼けてカリっとしたら、裏返しして裏面もこんがりと焼いていきます。

この焦げが旨味となってソースに味を加えていきますので重要です。

※裏返す時には、大きいのでヤケドなどに注意してください!
※また、強火で表面を焼いているだけなので、中にまで火が通る必要はありません。次の工程で火を入れていきます。

焼けたお肉をトマトソースの中に入れて煮込む。

お肉が両面焼けたら、トマトソースの中にお肉を入れます。

お肉を焼いていたフライパンに残った油は酸化してしまっているので捨ててください。

残ったフライパンの焦げにも旨味があるので、お湯をかけてこの旨味を煮出していきます。

これをデグラッセと言います。

デグラッセした旨味は、トマトソースに入れていきましょう。

お肉をある程度食感が残る程度につぶしながら煮込んでいきます。

水分が無くなるまで煮込んでいけば出来上がりです!

※水分少なくなると焦げ易くなるので、目を離さないように。

ボロネーゼを仕上げていく

1%の塩分濃度のお湯でパスタ(120g)を茹でます。

表示時間より1分短くしましょう。

最後に、ソースと絡めながら、パスタを一番良い茹で加減にするためです。

茹でている間にソースも準備しましょう。

ソース(150g)を温めながら、パスタのゆで汁を加えて塩分を調整していきます。

そこに茹で上がったパスタを入れて、ソースと馴染ませながら、アルデンテになるまで炊いていきます。

途中、まだパスタが固いようでしたらお湯を足して、塩分も足らないようなら、パスタのゆで汁を足してください。

粉チーズを5g足してやって、混ぜていきます。

チーズを入れる事で乳化がすすみます。

最後にエキストラバージンオイルを回しかけたら出来上がりです。

盛り付けて、あればパルミジャーノレッジャーノを削ってやったら、温かいうちに頂きましょう!

どうでしたか?

ミートソースパスタの作り方とは、けっこう違ったのではないでしょうか。

以前紹介したミートソースの作り方は、こちら↓

本日のパパめしっ!

本日のパパめしっ!は、こんな感じ。

ボロネーゼ

野菜の旨味たっぷりだし、肉感が凄くてやはり美味しいっ!

子供も、口の周り汚しまくって食べてました(笑)

ボロネーゼだよと子供に出しましたが、

「このゴロネーゼ美味しいね!」と子供。

ゴロゴロしたお肉が入ってるから、ゴロネーゼだと思ったそうです。

斬新な間違え方!(笑)

もちろんミートソースのアレンジは、このボロネーゼでも使えます!

残ったボロネーゼソースをリメイクするなら、こちら↓

最後まで、読んで頂きありがとうございました。

皆様の、なに食べようかのお悩みが、少しでも解決出来たら嬉しいです。

本日のパパめしっ!でした。

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